術前検査について
こんにちは!
5月からしんかい眼科の一員になりました、看護師の江橋です。
梅雨の時期、みなさんはいかがお過ごしでしょうか。
今回は白内障手術の術前検査についてお話しします。
まず、白内障とは、眼球の中にあるレンズ(水晶体)が濁り、視力障害をきたす疾患で、
眼科の手術の中で最も件数の多い病気です。
白内障手術は、局所麻酔で行う日帰り手術です。
しかし、手術後は感染の可能性もあるため、手術前に全身の状態を確認していくことが大切です。
当院では、手術の前には必ず血液検査で全身の状態を確認しています。
基本的には手術日程を決めた日に採血を行います。
目的としては、①血液の感染症を持っていないかを確認すること、②全身の状態を確認することが挙げられます。
特に、糖尿病の既往のある方は、術後感染のリスクも上がるため、注意して確認しています。
内服薬に関しては、前立腺肥大の薬を内服していると、手術が難しくなることがあるため、休薬可能かをかかりつけ医に確認しています。
また、抗凝固薬(血液をサラサラにする薬)を飲んでいると、術後に結膜(白目)が赤くなりやすいですが、
1週間程度で改善するため、内服は継続していただいています。
そのほかの薬はほとんど手術に影響することはありません。普段通りに内服して手術することが可能です。
もし気になることや心配なことがあれば、1度受診してみてください。