単焦点トーリック(乱視矯正)眼内レンズにも対応しています!
あっという間に8月も終わりが見えてきて、もうすぐ秋ですね💦早いものです。
さて今回は視力検査でよく聞く「乱視がありますね~」の
乱視ってどんなものなのでしょうか。。実はあまりわからないものかもしれませんね。
乱視とは・・・
簡単に言えば、乱視とは「目のゆがみ」です。
乱視が強いと、物が二重に見えたり、眼鏡なしでは視力が出ません。
乱視の原因は・・・
・生まれつき
・角膜のケガや角膜の疾患
・眼を押し付けるような生活習慣
乱視を放っておくと・・・
無理やりピントを調整しようとするため、
目が疲れたり頭痛や肩こりといった症状を引き起こしたりすることがあります。
治療(矯正)方法は・・・
見え方に関わってくる乱視や、疲れの原因となるような乱視は
眼鏡・コンタクトレンズで矯正することができます。
白内障の手術で乱視が治せるって本当ですか!?
白内障の手術は、目の表面を少しだけ切開し濁ってしまった水晶体を取り出し、
代わりに透明な眼内レンズを挿入するものです。この時従来のレンズでは近視や遠視は矯正できたのですが
乱視を矯正することができず別途眼鏡をかける必要がありました。
近年 乱視用眼内レンズが開発されて、眼内レンズだけでも乱視も矯正できるようになりました。
術後に残ってしまう乱視は角膜の歪みが原因です。
そこで、目の中に入れるレンズにこの角膜の歪みを打ち消すような歪みを持たせて
足し引きゼロにして全体では歪みがないようにしようとするのが乱視矯正の眼内レンズです。
※ただし乱視用のレンズは正しいレンズを、正しい角度で固定しないと期待した結果が得られません。また不正乱視は矯正することができません。
術中ガイドシステム:ARGOS導入しました!
従来は患者さんの目にマジックで印をつけそれを目安に眼内レンズの方向を固定していました。
しかし体勢他含め、正確さにかけるという難点がありました。
そこに登場したのが術中ガイドシステムです。
術前検査時に検査をし、乱視の軸を決定します。
このシステムは患者さんの目の虹彩の模様・血管を識別し正確さが向上します。
加えて患者さんの目に傷をつけることもなく医療安全の向上としても
最高なシステムです。
<術前検査 機器>
<手術室内 VERIONと顕微鏡がリンクします!>
単焦点(保険の通るレンズ)の乱視矯正も始めました!
当院では、多焦点のトーリック(乱視矯正)レンズを数年導入していましたが、
この度、単焦点(保険の通るお手頃なレンズ)にもトーリック(乱視矯正)レンズが導入されました!
これによりさらに多くの方の「生活の質の向上」のお手伝いができると思っています。
ご希望の方は スタッフ・先生までお声掛けください。
乱視の程度を確認させていただきながら、今後のご提案をさせていただければと思います。
また、同じ二重に見える症状でも、頭からくるもの・斜視等原因は様々ですので
お心当たりの方は、ぜひご受診ください。
今後ともしんかい眼科をよろしくお願いいたします。
2022.8.18 看護師:田村