こんにちわ視能訓練士の前田です

先日、学会にてオルソケラトロジーについて学んできたので、そちらについて少しお話しさせていただきます。

 

 

オルソケラトロジーとは👀

 

就寝時に特殊なデザインのハードコンタクトレンズを装用し、角膜の中央部を平坦化させることで近視を矯正させるという方法です。

治療を行うのは就寝時のみなので、日中は裸眼で快適に過ごすことができます。

 

 

 

 

オルソケラトロジーは、十分な子供の近視進行抑制効果があり視力の向上が得られるため、近年若年者に対する処方割合も増えております。

実際に、当院で治療されている患者様も裸眼の視力が向上しております。

 

子供の近視は、発症する前段階からの近視抑制介入の必要があり、-0.75D以上の近視からの治療開始が望ましいとされております。

当院ではオルソケラトロジー承認レンズの”メニコンオルソK”を取り扱っております。

-4.00D以下の近視、-1.50Dまでの乱視の方が適応となります。

 

装用を中止すれば装用前の状態に戻すことができます。当院では1ヶ月間のお試し装用を設けており、満足できなかった場合はキャンセルが可能です。

 

 

治療効果を得るために

 

・装用（治療）開始から10日間は眼鏡はなるべく控えていただく。

 

・睡眠時間が6時間以下の場合は、良好な効果が出にくいため、6時間以上の睡眠時間をとるようにしていただく。

 

上記のことをお願いしております。

 

 

また、オルソケラトロジーでは、治療中の定期検診が大切となってきます。

 

当院では、定期検診にて見え方の確認、適切なレンズケアと使用ができているか、レンズの汚れや傷がないか、レンズが合っているかなどの確認を行っております。

 

レンズケアを怠ると感染症をおこす可能性があります。オルソケラトロジーの角膜感染炎の発症率は、7.7例／10000人とコンタクトレンズ装用者の中でも最も多くなっております。

 

患者様の目を守るために、毎回の定期検診にて患者様と確認する時間を大切にしていきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願い致します。

 

 

メニコンオルソK　ケアキット(ケア用品）⇓

　

 

こちらは小児だけでなく大人の方でも効果が期待できる治療法ですので、近視でお悩みの方はぜひ当院へご相談ください。