こんにちは!IPL担当看護師です。今回は『切らない霰粒腫治療IPL』について説明します。

★霰粒腫とは
瞼にある涙の表面に油を分泌するマイボーム腺の出口が詰まり、中に分泌物が溜まってしまうことで肉芽種と呼ばれる塊ができた状態のことです。細菌感染を伴わない無菌性の炎症であり、押しても痛みがないことが特徴です。
症状は眼瞼の腫れや異物感です。典型例では痛みを伴わない限局的な肉芽腫が形成されます。肉芽腫は、数週間から数か月で内容物が排出されて小さくなることもあれば、そのまま残存することもあります。また、再発することもあります。
霰粒腫は点眼、軟膏などの保存的療法で治らない場合は、病変部位に副腎皮質ステロイド薬を注射したり、手術で摘出したりすることがあります。現在では、新しい治療法としてIPL治療が注目されています。


★IPL治療とは
IPL(Intense Pulsed Light)という光を目の周囲に照射することで、マイボーム腺の詰まりを解消し霰粒腫を退縮させる治療です。IPL治療では、霰粒腫部位だけでなく瞼に全体に照射することができるためマイボーム腺機能の改善を促し、再発予防にも効果的です。また、IPL治療は切らない治療であるため、痛みを伴わなず、ダウンタイムもありません。切開の傷跡が気になる方、周囲に気付かれずに治療されたい方、痛みの少ない治療をご希望の方におすすめです。


★施術方法
2〜4週間の間隔で、計4回を1クールとして治療を行います。

①メイクやクリームなどを完全に落とします。

②アイカバーを装着し、肌を保護する冷却ジェルを塗布します。

③目の周囲にIPLを照射します。
・カメラのフラッシュのような眩しさや、ゴムでパチンと弾かれた程度の痛みがあります。
・霰粒腫の部位は3回光を当てます。上瞼に霰粒腫がある場合は、眼球に直接光が当たらないように、専用のプレートを瞼の下に挟み実施します。専用プレートを挟む際には、痛みがないように点眼麻酔を行っています。

④照射後マイボーム腺の圧出を行います。

⑤直後から洗顔・メイクが可能です。


★注意点
・治療効果や治療期間、治療回数には個人差があります。
・施術前に、メイクや日焼け止めなどを完全に落としてください。
・実施後1ヶ月はシミができやすい肌の状態になります。日焼け対策をお願いします。
・施術費用は自費になります。健康保険と同日の混合診療は行うことができません。処方、検査は別日のご案内になります。

気になる方は、お気軽にご相談ください✨

しんかい眼科クリニック