ドライアイの最新治療「IPL」始めました!
寒い季節になり空気も乾燥してきましたね。
今回は、当院でも今流行りの
「IPL治療」という技術を取り入れましたのでご紹介させてください!!
当院では、国から唯一承認されている
ルミナス社optilight「Ⅿ22」という機器を使用しています
IPL治療とは?
IPL治療は、ドライアイの原因の一つとなるMGD(マイボーム腺機能不全)の治療法で
光を使ってマイボーム腺の詰まりを溶かして解消し、脂の分泌を良くすることで、ドライアイの改善に効果があります。
現在海外の学会等でもその効果が次々と報告され、注目を集めています。
この治療は光線療法のため患者さんへの負担が少なく、2~4週間ごとに4回程度の施行が推奨されています。
個人によって効果は異なりますが、治療効果は施行を重ねるごとに持続時間が長くなることがあります。
IPL治療は自費診療となっているため、費用についてはスタッフまでお尋ねください。
*ドライアイ・MGD詳細に関しては2024.1月のブログをご覧ください🙇
治療の前に
1.まずIPLの適応があるか事前に検査・診察し、適応があると判断後予約を取ります。
2.具体的な治療内容を説明とともに問診を取り、同意書に記入いただきます。
治療の流れ
1.化粧を落としていただきます。化粧類によってやけどのリスクが上がる為です。
2.治療専用の目元を隠すアイカバーを両眼に装着させていただきます。
3.眼周囲にうぶ毛が生えている場合少し剃毛することがあります。
下瞼の下部から頬・鼻周辺に専用の水溶性ジェルを塗布します。
4.ジェルを塗布した箇所にIPLで数回、光を照射していきます。
5.光照射後ジェルをふき取り、終了です。
6.診察室にて、新海院長が下眼瞼をピンセットで圧迫しマイボーム腺の詰まりを圧出します
7.次回予約を取って終了です
治療後の注意点
・照射時は輪ゴムでパチンとはじかれたような感覚があり、短期間皮膚が赤みを帯びやすくなります。
ほとんどの場合2.3時間で元に戻り、冷却することによって軽減します。
・皮膚の弱い方など、稀に軽度熱傷様のはっきりした赤みやひりひり感・軽い発赤や腫れがしばらく出る場合があります。
・照射部位に色素病変(しみ)がある場合は、色が一時的に濃くなり、軽いかさぶたが形成される場合があり
剥がれ落ちるまでに数日かかることがありますが、こすったり引っ掻いたりされなければ、逆に薄くなる効果もあります
・治療後約1ヶ月は紫外線に当たるときは照射部位に日焼け止めを塗り、基本的にはできるだけお控えください。
・洗顔・入浴・化粧等は治療直後より制限はありません。
・副作用のリスクを減らすために、しばらくは化粧水等十分な保湿をお願いします。
こんな方にお勧めです
・ドライアイと診断されており、点眼治療を行っているが良くならない
・涙点プラグの挿入をしたがドライアイの改善がなかった。
・霰粒腫(マイボーム腺の詰まりによる炎症)を繰り返している方
・まつげダニによる眼瞼炎が続いている方
下記の方はIPL治療を行うことが
できません
・妊婦及び授乳中の方
・光過敏症もしくは、光過敏症を高める薬剤をご使用中の方
・皮膚が日焼けしている方3.4週間以内もしくは今後1ヶ月以内に日焼けするような予定のある方
・てんかん発作の既往がある方(光刺激)
・ケロイド体質の方
・血液凝固能に異常のある方
・皮膚がん・皮膚がんの既往のある方や肝斑・母斑のある方
・糖尿病治療中の方
・照射部位に切り傷・炎症・アトピー性皮膚炎その他治療中の皮膚病変タトゥーがある方
・過去に瞼・目の周囲等、照射部位に美容整形を含む手術経験がある方
いかがでしょうか?ご興味を持っていただけましたでしょうか😊
実は今回導入のこの機器は、そもそも美容皮膚科領域で使用されている
シミ・シワ・肌のキメの改善を目指す施術のための美容機器なんです!!
この美容機器にドライアイ治療効果があると発見されたため、実は美肌効果もあるんです💛
是非やってみたいという方、まずは詳しく知りたいという方
是非、しんかい眼科クリニックへお越しください。
しんかい眼科クリニック 看護師:田村