低濃度アトロピン(0.01%、0.025%)点眼薬は小児期の近視の進行を軽減させることを目的にシンガポール国立眼科センターの研究に基づいて開発されています。
子供の近視は主に眼軸が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことでピントの位置がずれることにより生じるケースが多くあります。近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。そのため眼軸長の伸展を抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。低濃度アトロピン点眼薬は近視の進行を遅らせる(眼軸長の伸展を抑制する)という点で統計的にも臨床的にも有意義な効果が確認されている治療法の一つです。
4歳から15歳の学童期のお子様が治療の対象となり、毎日就寝前にたった1滴点眼するだけの簡単な治療です。
治療が開始となりましたら1か月後に来院していただき問題なければその後は3か月に一度通院していただき最低2年間は治療を継続していただき効果をみることが望ましいです。
0.01%では近視抑制効果が得られない場合の為に濃度を高めた0.025%をご用意しております。0.025%製剤は0.01%製剤と比較してより優れた近視進行抑制効果を示すことが確認されていますが、0.01%製剤よりも眩しさを感じやすくなる場合があります。