低濃度アトロピン0.01点眼薬は小児期の近視の進行を軽減させることを目的にシンガポール国立眼科センターの研究に基づいて開発されています。
子供の近視は主に眼軸が楕円形に伸びてしまう(眼軸長が伸びる)ことでピントの位置がずれることにより生じるケースが多くあります。近くを見ることが習慣化してしまうと近視になりやすく一度眼軸長が伸びてしまうと戻ることがありません。そのため眼軸長の伸展を抑えることが、近視の進行を抑制するためには重要となります。
4歳から15歳の学童期のお子様が治療の対象となり、毎日就寝前にたった1滴点眼するだけの簡単な治療です。
治療が開始となりましたら1か月後に来院していただき問題なければその後は3か月に一度通院していただき最低2年間は治療を継続していただき効果をみることが望ましいです。